謹んで新春のお喜びを申し上げます。
エスケー住宅サービス東京本社でございます。
はやいもので、2025年が明けて1か月が経とうとしております。
年始は親しい人へのご挨拶や仕事始めの準備など
何かとバタバタするシーンが多く、時間もあっという間に経ってしまいます。
何かと忙しないイベントが多い冬ですが
早朝の凛とした空気に触れると一気に覚醒します。
そんなとき思い出すのが、国語の教科書には絶対乗っていた作品のあれ。
清少納言の随筆「枕草子」
この中の「冬はつとめて~」から始まる文章です。
<枕草子 第一段>より引用
冬はつとめて
雪の降りたるは言うべきにもあらず
霜のいと白きもまたさらでもいと寒きに
火など急ぎおこして炭もて渡るもいとつきづきし
昼になりてぬるくゆるびもていけば
火桶の火も白き灰がちになりてわろし
この枕草子は、春夏秋冬の一番良い・趣がある時間帯をまとめています。
「つとめて」は「夙めて」と書き、あけぼの(明け方)より少し後の時間。
つまり「冬は早朝に一番趣がある」という文章になっています。
雪や霜はもちろんいい。早朝の寒い中火起こしで走り回る人の
あわただしい情景が目に浮かぶようです。
また、最後の「昼になり~」は
昼になって段々寒さが和らぎ暖かくなると
火鉢の火が灰になってしまいよくない
という言葉で締めくくられており、そこが可愛らしい女性っぽい(笑)
様々なものが発達して、文明の恩恵に助けられている現在ですが
日本人が大切にしてきた趣や季節感など
情緒のある視点で日常を見れたら、
もっと自分自身も素敵な人間として成長できそうです。
仕事面・人間面でも益々成長できるように
2025年も益々精進できるよう
頑張っていきたいと思います!